原発がこんなにも恐ろしいものだったとは・・・
理屈では分かっていたものの、
やはり放射性物質が身近に飛んでくると恐怖を感じます。
チェルノブイリ、スリーマイル島の原発事故は知っていても、
まさか次は日本で・・・とは誰もが想像していなかったはず。
東京都は首都機能が集中し、企業活動も活発、都市別ではGDP世界一。
現在では日本経済を引っ張る大都市となっていますが、
活動の根本となる“電力(原発)”を支えるのが首都圏外の方々。
今までこの事を気にしていなかった・・・とても恥ずかしく思います。
原発に変わるものがあればそれに越したことはないし、
その新しい方法を生み出す技術は日本にはある。
遠くない未来にはそういう時代が来るだろうけれども
悲しいことに現在は原発に頼らざるを得ない・・・。
原発が無ければ、企業活動は停止、生産ラインもストップし、
食糧・物資不足に陥り、交通機関も使えなくなります。。。
“オール電化住宅”に至ってはどうなるのでしょう。
世界でも議論がなされ、原発建設がストップしている国もあります。
しかし福島の事態が落ち着けば、各国で原発建設ラッシュが起きるでしょう。
事実、中国ではこれから200を超える原発建設計画があるそうです。
発展・豊かさ>リスク
ただ地震が起きた3月11日以降、日本人の意識が変わった事は確か。
将来の日本を背負う若い方にも原発のあり方を考える機会になっています。
今、生きている日本人は地震から学んで未来に生かす義務があります。
復興が進む時は、同時に今後のエネルギー政策を考える時。
無関心でいることは情けないですから。
そして今、23区はほとんどの区で計画停電が免除されています。
それをいい事に一部の住宅・企業で“節電”に非協力的な所があるそうです。
人の命を犠牲にしてまで、電気を使い、買い占めする事は必要でしょうか。
自分だけ良ければいい!は、この状況でさすがに通用しないでしょう。
必要であれば不公平が生じないよう区内でも計画停電すべきです。
まずは一刻も早く被災地の方々が心安らげるようになること、
原発事故が終息し、放射能漏れによる日本離れが進まない事を望みます。
そしてなにより、不眠不休で作業をされている自衛隊、警察、消防、
関連企業職員の現場の方々のご無事を心よりお祈りいたします。