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グローバル・グレイス (Global Grace) 公式ブログ
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ギリシャの今

ギリシャの財政破綻が現実味を帯びています。
オリンピック発祥の地。エーゲ海や地中海に囲まれる優雅な国。


(image from ギリシャ政府観光局)

そのギリシャが今、財政的に危ないことになっているんです。
今に始まったことではなく、特に悪化を加速させた原因は
2004年アテネオリンピックと世界的不況。
アテネオリンピックにかかる費用が、予算計画を30%以上も上回り、
始まる前から、特にヨーロッパ圏内では、ギリシャの財政は大丈夫か?
五輪開会は出来るのか?という話が出ていたそうです。
今の時代、新興国でない限り、オリンピック=経済効果は過去のもの。
国際的な祭典では近年の傾向は「エコ」。そんなお金使わなくても・・と思われますが、
実は警備やテロ対策に掛かる費用が莫大。お金をかけるポイントが変わったんです。
財政赤字を抱える国のオリンピックは、もはや赤字の積み重ね。

さて、ギリシャの主な産業は観光と農業。
経済は工業などが少なく、技術が発展しません。貿易収支は赤字。
そしてギリシャ人の3分の1は公務員。いい待遇を受け、これも大きな破綻原因。

EU(ユーロ)加盟国は、現在16ヵ国。
ユーロ加盟国である以上、
★財政赤字を対GDP比3%以内に抑制
★政府の累積債務残高を同60%以内に抑制
することが決められています。

ギリシャを含むPIGS(PIIGS)と呼ばれる国々。
(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)
この5ヵ国は、EU内でも特に経済基盤が弱いとされています。
ギリシャは1999年時点、財政体質が不安定でユーロ加盟を見送られた程。
2008年の世界金融危機で、ギリシャはどうにもならない所まで赤字が膨らみます。
見通しが甘かった!と各国から非難されているギリシャ。
今までの間にどこかで止めることが可能だったはず。

ギリシャが裕福な国家というイメージだったのは福祉の充実という点。
やりすぎた手厚い待遇。。身の丈に合わない生活を続けた結果。。
周りの国はいい迷惑ですね。お陰でユーロの価値や信用も下がっています。
この先はIMF(国際通貨基金)の支援次第。内需拡大、規制緩和・・・
政治的、技術的支援で、建て直しでしょうか。


ちなみにPIIGS(PIGS)という5ヵ国の頭文字。
経済的に不安定な5ヵ国を表すものでしたが、
先日この表現が、
豚(Pigs)を連想させるため、
PIIGSの使用禁止を指示しています。









Dalai Lama

米国・オバマ大統領とダライ・ラマ14世の会談が先日、ホワイトハウスで実現。
中国は猛反発。米国に報復措置を取るとまで警告。

ダライ・ラマ14世は世界的に超有名ですが、印象付けたのは『チベット騒動』
北京オリンピックの前に騒がれはじめました。


(ダライ・ラマ法王日本部事務所)

ダライ・ラマ14世(現・ダライラマ)
チベット仏教の最高指導者。1935年7月6日、自作農を営む一家に生まれ、
2歳でダライ・ラマ法王13世の転生者と認定される。『ダライ・ラマ』はモンゴルの称号で
【大海】という意味→慈悲の観音菩薩。生まれながら大役を背負われたんですね。

独立国家・チベット
ダライラマが住んでいたチべットは、以前は1つの独立国家でした。
しかし中国政府により、「チベットは中国の領土」とされ、強引に、
巨大な軍事力で侵略されます。中国軍は次々とチベット住民を弾圧。

チベット制圧
中国政府はチベットを侵略。チベット住民らに「共産主義」を強制。
チベット仏教の僧侶を弾圧。信仰の自由までも破壊。
チベット住民は反乱を起こしますが、中国の軍事力には敵いません。

ダライ・ラマ14世 中国→インド
弾圧は続き、怒ったダライ・ラマはチベット住民に「中国政府に従うな!」と
圧力に屈しないよう呼びかけます。中国政府の怒りの矛先は、ダライ・ラマへ。
止まらない暴動、多数の犠牲者・とうとうダライ・ラマはインドに亡命政府を樹立。
現在まで50年間、ダライ・ラマ14世はインドでチベット亡命政権元首として活動。

チベット自治区
ダライ・ラマ14世がインドへ亡命した後も、中国政府は「チベット自治区」を作り、
着々とチベット侵略をすすめます。中国政府に従わないものを投獄・虐殺し、
120
万人以上が犠牲になったといいます。

チベットと中国
国際的な目もあり、チベット政策の見直しなど中国政府も一定の配慮を見せます。
観光客が訪れるようになったのも80年代。しかしチベット人の望みは「独立」
この声が強くなると中国政府は武力で弾圧。チベット騒動はこれの繰り返し。


世界でのチベット問題
特に人権問題に敏感なヨーロッパでは中国政府に大きな反発の声。
それに対し、中国政府は“内政干渉するな!” “他国が口を挟むな!”と怒ります。
以前、フランス政府がダライ・ラマに名誉市民の称号を授与したことで
中国政府は報復としてフランス車・ルノーの中国への輸出を禁止。

ダライ・ラマの世界訪問
ダライ・ラマの外国訪問は年15カ国ほど。これまでの訪問国は50以上にのぼります。
日本、フランス、ドイツ、英国などにも多く訪問。ですが、中でも米国は特別。
なんと今回の訪問が40回目なんです。

ダライ・ラマと米国
米国は力を持った国。中国とやり合うことができる国です。
外国訪問をすることで、チベット問題を世界に伝え、中国と協議の場を得ます。

ダライ・ラマが国際的な場に出れば出るほど、中国にとっては悪影響でしかない。
一方、ダライ・ラマ&チベット人は他国のサポートがない限り、自由は得られない・・
そして問題自体が忘れられる事を防ぎたいのです。
中国は、巨大国家をコントロールするため、思想コントロールをします。
中国一党(共産党)でない限り、統制ができないというのも分かります。
米国と中国、2つの大国は経済的にも持ちつ持たれつの関係
両国の関係が険悪になればどちらにとってもマイナスでしかない。
中国大反発の中で行われたオバマ大統領とダライ・ラマ14世の会談。

会談の様子を写した写真はたった1枚しか公開されませんでした。


(Image from WHITE HOUSE HP)







服装規格

バンクーバーオリンピック。日本人も大活躍です。

さて、大きな波紋を広げているスノーボード・ハーフパイプの国母選手。
“服装”の問題で開会式を自粛するなど競技以上に目立っています。
若いから仕方がない。スノーボードというスポーツだし・・・と容認意見は少数で、
国の代表で行っているのに・・記者会見はおかしい!という意見が7割以上。



日本は服装に厳しい!と思われがち。でも実は本当に厳しいのは欧米の方。
(欧米では、仕事でもスーツを着る人は日本人に比べ断然少ないのですが)

一見、自由奔放が許される欧米ですが、
『国の代表』となると話は別。日本よりも断然厳しくなります。
ユニフォームや国旗は国を尊重するもの。国際的な場では国への敬意を重視。
国の公式ウェアを自己流にアレンジ・・・という選手はまず居ません。

愛国心が強いのも日本とは違う大きな理由ですが。

米国をはじめ、英国、オランダ、韓国などでも服装のみだれが、
もし自国の選手に起きたなら、日本同様、かなり大きな問題になるそうです。
特にオランダでは服装規定が厳格。万が一、こういう行動に出てしまうと、
国に敬意がない!とされてしまい、同時にチームプレーを尊重していないと見られます。

国母選手は、きっと何も考えずに、自分の好きなスタイルにしただけでしょう。
国際的な目がありますから、日本代表という立場では問題があったかもしれません。

価値観はそれぞれ。個々の自由は尊重すべきこと。
でもTPOに合わせたうえで・・・というのが前提でしょうか。
こういう選手が出てきて服装規格が問題になるということは
ある意味で、それだけ日本が自由になったようにも思えます。

何はともあれ、4年に1度。たった数分、数秒のために
何年も努力をしてきているわけですから、苦労の分を楽しんで欲しいです。





バンクーバー五輪開幕

カナダ・バンクーバーで行われている2010年・冬季オリンピック。
移民の国・カナダらしい演出でオリンピックが開幕しました!



さて、開会式での五輪開幕宣言
五輪憲章で“開催国の国家元首によっておこなわれるとされています。
「バンクーバー大会の開会を宣言します」
壇上に上がったのはハーパー首相でなくミカエル・ジャン総督という女性。
この方はカナダの事実上の国家元首。
国家元首とは国王、大統領もしくはそれに準じる方。
君主、国王、首相、大統領・・・誰を元首にするかは国家が自由に決めます。

カナダは、英連邦を構成し、英国王を元首としている為、
エリザベス女王(英国国王)が国家元首。
女王の代理を務める総督としてミカエル・ジャン総督というわけです。

同じくカナダで行われた1976年モントリオール五輪では
実際に英国・エリザベス女王が開会宣言を行っています。
カナダと英国の歴史的な深いつながりが現れていますね。

ちなみに、最近の開会宣言は・・・・↓
2002年・ソルトレイクシティー五輪はブッシュ大統領。
2008年・北京五輪は胡錦涛国家主席。
もっとさかのぼると・・・↓
1936年・ガルミッシュ・パルテンキルヒェン五輪と
1936年・ベルリン五輪では、ドイツ・アドルフヒトラー。
日本は・・・↓
1964年・東京五輪、1972年・札幌五輪は昭和天皇。
1998年・長野五輪は今上天皇。
3回のオリンピック全てで天皇陛下が行っています。



開会宣言の文句は、“第○○回 ○○オリンピックの開会を宣言します”
というように大会が政治利用されないよう五輪憲章で決められています。

2002年の米国・ソルトレイクシティー五輪では
ブッシュ大統領が宣言の前に、「誇り高く、優雅なこの国を代表して」
という愛国心をあおるような言葉を付け加えました。
そして開会式で掲揚されたのは崩壊したWTCの残骸から出てきた星条旗。
そう、この1年前・2001年には米国史上最悪の911テロ事件が起こったばかり。
オリジナルの言葉を付け加えたのはブッシュ大統領が初。
一部で五輪の政治利用と批判されました。


さて、今回のバンクーバー五輪。
開会宣言をしたミカエル・ジャン総督はハイチ出身
200以上の民族が暮らす多民族国家・カナダを代表する象徴。
カナダの公用語は英語とフランス語
ハイチはフランス領だった為フランス語が通じるカナダは人気の移住先。
ミカエル・ジャン総督は、幼い頃、難民としてカナダに移住。
苦労を経て、ジャーナリストになります。
移民に優しいカナダの象徴として2005年に首相から推薦されて総督になりました。
五輪開幕はハイチ地震発生からちょうど1ヶ月。
開会宣言は五輪憲章に従って、自身の故郷・ハイチには触れなかったですが、
バンクーバー市主催の行事では
「勇気、忍耐、希望を教えてくれるハイチの人を
決して忘れてはいけない」
と挨拶。世界の目が集まるカナダ。
ハイチ支援を訴えるには最高のステージ。

輝かしい大会であるため過ぎた悲劇は忘れがちですが、
オリンピックは平和があってこそ・・・ですね。





memorial 2010

さて2010年はイベントが多い年。
もうすぐ始まる2010・冬季バンクーバーオリンピック、
南アフリカのサッカーW杯、上海万博・・・盛りだくさんです。

そして世界の“偉人”と呼ばれる人の多くが生誕○○周年を迎える記念の年。

2010年・生誕100年を迎える偉人
−黒澤明 −修道女・マザーテレサ −日清食品創業者・安藤百福 −白州正子など・・
2010年・生誕200年を迎える偉人
−作曲家・ショパン −作曲家・シューマンなど・・

他にも、
アガサクリスティーは生誕120年。トルストイは没後100年。
ジミー・ヘンドリックスは没後40年
2010という今年、区切りのいい年、特に記念日が多いようです。

先日、ポーランド国立銀行は、ショパン生誕200周年を記念して、
ショパンの顔が印刷された新20ズロチ札を発表!



品のあるお札ですね〜





オーストリア奨学金留学生
オーストリア政府奨学金留学生を募集しています。

募集人数⇒ 4名

受入機関⇒ オーストリアの大学、専門大学(Fachhochschule)等
専攻分野⇒ 
人文科学、社会科学、自然科学、芸術(音楽専攻は除く)
給付期間⇒ 
最高9ヶ月(2010年10月1日〜2011年6月30日、延長申請可)
※研究内容によっては短期間の給付も可能(ただしこの場合は延長不可)

旅費⇒ 1,460ユーロを上限に実費を支給。
学費⇒ 免除。

保険⇒ 自己負担
出願の締め切りは、
2010年3月4日(木)16:00必着

応募方法、出願手続き、その他の留意事項、選考方法など
日本学生支援機構留学情報センター(JASSO)
在日オーストリア大使館

オーストリアといえば音楽留学で有名。でも今回は音楽専攻以外での奨学金!
公用語はドイツ語。首都ウィーンは《音楽の都》として観光客も多いです。
オーストリアの教育制度は日本とちょっと違います。
音楽や芸術など特別な分野でのオーディションや入試はありますが
通常、オーストリアの大学へ入るための試験(入試)はありません。
高校卒業試験に合格した人なら誰でも大学に入学できます。
オーストリアにある大学はほぼ国立。教育レベルに差はないのです。
専攻分野別に多少違いがあるくらい。(学部の有無など)
学生は純粋に
『何を勉強したいか?』で大学を選ぶのです。
新しい環境でチャレンジしてみませんか?
日本人にとっての乗り越えるべき大きな壁は『ドイツ語』!
ドイツ語に抵抗のない方、応募してみる価値ありです。





日本人学生・留学状況調査結果

JASSO(日本学生支援機構)は、日本人学生の留学状況を発表。

日本国内の大学等と諸外国の大学等との学生交流に関する協定に基づき、
教育又は研究等を目的として、平成20年度中(平20年4月から平21年3月)に
海外の大学等に派遣された日本人学生及び該当協定等について、調査したもの。




地域別・留学期間別日本人留学生数
ー1カ月未満の超短期留学ー
最も多いのが【アジア圏】(3,623人)
2番は【北米】(3,183人)、【ヨーロッパ】(2,838人)、【オセアニア】(1,723人)

ー1〜3カ月の短期留学ー
最も多いのが【北米】(1,273人)
2番は【オセアニア】(1,189人)、【ヨーロッパ】(904人)、【アジア圏】(214人)

ー3カ月〜半年の短期留学ー
最も多いのが【北米】(1,750人)
2番は【ヨーロッパ】(542人)、【アジア圏】(488人)、【オセアニア】(325人)

ー半年〜1年未満の短期留学ー
最も多いのが【北米】(2,420人)
2番は【ヨーロッパ】(1,645人)、【アジア圏】(1,179人)、【オセアニア】(467人)


ー1年以上〜の短期留学ー
最も多いのが【北米】(172人)
2番目は【アジア圏】(136人)、【ヨーロッパ】(113人)、【オセアニア】(22人)

この調査での「留学」とは、
海外の大学における学位取得を目的とした教育又は研究の他、
学位取得を目的としなくても単位取得が可能な学習活動や、
異文化体験・語学の実地習得、研究指導を受ける活動。

ということで【正規留学】および【大学での語学留学】も含まれるようです。
(※私立語学学校への留学は含まれません。)
全体的には昨年度よりも留学生は増加。
ただ、増加の要因は圧倒的に『短期留学』が増えたこと。
半年以上の留学は減少しています。

留学先のトップは米国。オーストラリア、英国、カナダ、中国・・と続きます。
米国大学への日本人留学生は6000人以上。
その他の国はどこも2000人強ですから、いかに米国人気が強いか分かります。
学校数も圧倒的に多いですし。。。
大学への留学となると教育レベルトップの米国を選んでいるようです。





中国奨学金留学生

中国政府奨学金留学生を募集しています。

募集人数⇒ 110名

受入機関・専攻分野
⇒ 希望する大学が別添の
受入機関一覧表に 掲載されているか確認すること。
待遇:
奨学金
本科生⇒ 月額 1,400元
普通進修生⇒ 月額 1,700元
碩士(セキシ)研究生⇒ 月額 1,700元
博士研究生⇒ 月額 2,000元
高級進修生⇒ 月額 2,000元
※1元=13.24円(2010年1月22日時点)

出願の締め切りは、2010年3月8日(月)15:00必着

専門分野、出願手続、選考、注意事項などの詳細








スウェーデン奨学金留学生

スウェーデン政府奨学金留学生を募集しています。

募集人数⇒ 2名
受入機関⇒ スウェーデンの大学、研究所等
専攻分野⇒
人文科学、社会科学、自然科学、芸術等
給費期間⇒ 2010年9月〜2011年5月(8ヶ月間)
待遇⇒
奨学金月8,000スウェーデンクローナ(博士課程は月額12,000クローナ)
学費⇒ 無料
傷害保険⇒ 有り
※往復の渡航旅費は支給されない。 


出願の締め切りは、2010年2月25日(木)16:00必着

日本学生支援機構留学情報センター(JASSO)
※本奨学金についての照会は在日スウェーデン大使館に行う。
※和文出願書類の問合せは、日本学生支援機構留学情報センターに行う。